
最近、Amazon Kindle unlimitedでキンコン西野氏の「魔法のコンパス」という本を読んで、思わずなるほどな、と思わされた話がありました。
それが「お金を払うこと」に価値があるのではないか、という主張。お金を払っているから買った本を最後まで読もうとする、お金を払ったセミナーだからキチンと受ける。「お金を払うこと」で経験と知識が蓄積される、と。
目次
私がセミナーに参加した話
以前7つの習慣セミナーに参加したのですが、2日で10万を超えるようなセミナーでした。非常に有意義だったのですが、私は会社お金で参加しました。一方セミナー参加者の中には休みを取って自腹できている会社員の方や美容室の店長がいました。
会社のお金で参加した私と自腹を切って参加した人であれば、セミナーの効果を発揮できるのは自腹を切っている人ですよね、きっと。なんとか10万の効果を出そうと躍起になると思います。参加すると決めた瞬間からスタンスが違いますし、セミナー中、セミナー後の行動にも大きな差が出ててくるのは当然です。
損失回避の法則
これは心理学的にも実証されており、人には得するよりも損をしたくない「損失回避の法則」があるようです。
・損失を被る状況では、リスクを負ってでも損失を回避する(100%の確率で1万円を払うより50%の確率で2万円を払う方が良い)
・損得が分かれる状況では、利益を得ることより損失を被ることに敏感になる(50%の確率で3万もらえるか、2万払うかのゲームには参加したくない)
セミナーの例でいえば利益(セミナーの効果)を逃すリスク(10万円が無駄になる)ことを防ぐ行動をとる、といった形でしょうか。
と、前振りが長くなってしまいましたが、私自身「お金を使っていることが継続に繋がっている」と改めて感じました。
ダイエットにかけたお金の話
4年ほどダイエットをしていますが買ったものを思い出してみました。
- ランニングシューズ(¥7,000)
- 糖質制限の本(¥700)
- 筋トレ(食べ物)
- プロテイン(¥4,000@月)
- マルチビタミン(¥1,000@3ヶ月)
- 筋トレ(器具)
- ダンベル(¥25,000)
- プッシュアップバー(¥700)
- パワーグリップ(¥2,000)etc.
- 筋トレ(衣類)
- Tシャツ、靴
その他、全般的に書籍も含まれています。この、何かを買うことによるモチベーション向上は薄々は気づいていて、最近では「マンネリ化してきたな、そろそろ何かを買うか」と対策をしています。
とりあえず「ジムに入会する」というのもこれですね。ただ、ジムは大多数の幽霊会員によって経営ができている、って聞いたことありませんか?少し説得力がなくなってきますね。これは「ジムに行くまでのコスト」がある気がするので、あえて違うところにお金を投入することで改善できます。例えば、食べ物に投資をしてしまえば行動までのコストはグッと下げることができます。プロテインを毎日飲むだけ。どうでしょうか。プロテインを毎日飲むことで、ダイエットを意識するタイミングが増えます。「プロテインも飲んでるしジムにでも行くか」とジムに行く理由が増える。これは結構おすすめです。
何かをしたいときにはお金を使いましょう
人は損をしたくない、そんな性質を逆手にとってエネルギーにしてしまいましょう!まずはAmazonでも楽天でもアクセスして1000円のサプリや1000円で買える筋トレグッズを見てみるのはいかがでしょうか。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 損失回避の法則(https://mizuchiru.com/2020/12/12/sonshitsu-kaihi/)でも紹介したようにジムに月額8,000円を払うことで強制力を持たせる、という効果はジムよりも低いと思われます。それこそライザップが痩せるのは何十万というお金を払うところにあるのではないでしょうか。そういった意味ではお金をかけていないことがデメリットにもなり得るわけです。 […]